閑静な住宅街の中で、公園や緑豊かな公営施設と交差点を分け合う立地の住宅。

建築計画段階からのコンセプトとして、
敷地内の緑も街の風景の一部として行き交う人々と分け合うということを意識されています。

駐車場を含む住宅のファサード部分はオープン外構とし、
植栽は隣接する公園とのつながりを意識した抜け感を作り、多様な視線方向も意識した構成を行ました。

リビングに隣接したプライベートエリアは、テラスでの居住性や緑との距離感、外界の景色の取り込みを含めた部屋の中からの景観を考慮しつつ、
全体のコンセプトを踏襲し、接道方向からの視線にも植栽の正面が出来るように、塀やフェンスなどの構築物と植物のレイヤーを構成しています。

樹種の選定は、フェイジョア、シルバーティーツリー、ソヨゴ、プリベット、オガタマノキ、トキワエゴ、トキワマンサク等しなやかな印象の常緑樹でボリュームの骨格を作り、
サルスベリ、ドウダンツツジ、西洋ニンジンボク、ヤマツツジ、アオダモなどの季節感を感じさせる落葉樹も併せて植栽することで、日々の変化を愉しみ、地域の人と分け合う緑を形作っています。

建築設計 井上洋介建築研究所
建築・外構施工 栄港建設
外構設計・植栽設計施工 BROCANTE 

武蔵野市の家

Date
2023
施工面積
55m2
概要
インターロッキング ウッドフェンス ガーデンゲート テラス 植栽

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