首都高速に隣接している都内の利便性の良いエリアのルーフガーデン。
10年くらい前の入居時と数年前に別な業社での工事が行われていましたが、上手くいかなかったため、今回お声がけいただきました。オリジナルの金属製の大きなプランターや花壇には、ゲッケイジュやシェフレラなど常緑性の樹木が植えられていましたが、根詰まりと排水不良で虫や病気が蔓延り、枯れてしまったものや生きていても瀕死の状態の木がほとんどでした。
撤去と共に土壌は排水と保水が良い軽量土壌に交換や改良を施し、潅水装置も設置し直しました。周囲の高層マンションからの視線を遮るために、同じように常緑樹で構成していますが、オーストラリア系の樹木を中心に多種類をミックスし、目隠しになるようにしています。どれも比較的限られた土壌でも生育しやすい品種を選んでいますが、数年内での淘汰も想定し、将来的には樹種が少し絞られつつも、適応した種類でしっかりグリーンを確保できるようにしています。
竣工後半年の状態ですが、植物も落ち着きボリュームも出たことで目隠しにもしっかりなっています。ヘアピンバンクシアやグレビレアはたくさんの花をつけ、オリーブなどは実も成り、特にヒメイチゴノキはとても美味しい実をつけ、お客さまにも喜んでいただいています。

港区の家

Date
2023
施工面積
25m2
概要
植栽 自動潅水装置

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