夏の涼

プルンバゴ

白と水色の涼しげな花を初夏から長い期間楽しませてくれる
プルンバゴ。
サポートがあれば構造物もよじ登ります。

夏にお店に訪れてくれるお客さんから涼しげで良いですねとよく言われます。

南アフリカに分布する熱帯性の低木で、初夏から初冬まで花をつけてくれます。
東京や神奈川なら育ちますが、寒さにはやや弱いので、小さい苗のうちに零度を下回る寒風の当たるような場所に植えると枯れてしまうことがあります。
熱帯性なので温度が高ければ葉を保ちますが、東京だと冬は葉が傷み枝先も枯れ込むので、やや見苦しくなります。
春には、また芽が出て気にならなくなりますが、気になれば春先に少しカットしても。

純粋なツル性ではないですが、細い枝を伸ばしそれを足がかかりに上へ這い上がっていきます。
近くに別のツルものや足掛かりの良い樹木やフェンスがあると、覆ってしまうほど旺盛に伸びていくので、コンパクトに育てたいなら、定期的にカットすると良いです。

目立った病虫害もなく、肥料なんかあげなくても元気に伸びるので、ナチュラルな雰囲気が好きな方にはお勧めです。

Data

植物名
プルンバゴ
学名
Plumbago auriculata
他の名前・俗称
ルリマツリ
区分
半常緑低木
参考サイズ
2~4m

自由が丘の店。ブドウのツルに絡みつき上に広がる。(7月上旬)
高さのある花壇なら垂れ下がってくる。(神奈川県北部 8月上旬)

Plumbago auriculata

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。