選びがいのある脇役

プテリス

葉色や葉の形が豊富で美しい葉をもつ品種も多く、観葉植物としても人気のプテリス。常緑で耐寒性のある品種は、お庭や花壇でも名脇役となってくれます。

世界の亜熱帯から熱帯に約300種が分布するシダの仲間で、日本に自生しているオオバノイモトソウやイノモトソウ(P.multifida)、マツザカシダ(P.nipponica)の仲間は常緑で耐寒性があり、それらの園芸品種も多いです。

特に斑入り種は日陰を明るくしてくれて花のような存在になるため、おすすめです。原種系は建物のまわりに雑草としても生えてくるので、基本的には丈夫で育てやすいです。

腐植質が多い水はけの良い土壌が望ましく、乾燥するとハダニや炭疽病などがつくことがあるので、拡大を防ぐため、被害を受けた葉をカットして処分します。

Data

植物名
プテリス
学名
Pteris cretica
他の名前・俗称
オオバノイノモトソウ
区分
常緑多年草
参考サイズ
30~80cm

フイリオオバイノモトソウ P.cretica 'Albolineata'

Pteris cretica

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。