ヤマボウシ仲間①

ジョウリョクヤマボウシ ヒマラヤ

中国大陸~ヒマラヤ原産で、日本にも自生する落葉樹のヤマボウシの仲間ですが、こちらは名前の通り常緑です。ヤマボウシの果実は食用になることで知られており、本種も同様でジャムなどに加工しても楽しめます。

葉の厚みが薄く、照りもあまりないので、ホンコンエンシスよりも落葉樹に近い柔らかい印象になります。大きく育てられるならこちらがおすすめです。

常緑性で、-15℃近くまでの耐寒性がありますが、寒冷地では落葉します。

初夏に白系の花が咲き、その後、実をつけます。完熟した実は生でも食べられ、甘くねっとりとした食感です。冬期に紫がかった赤みを帯び紅葉し、春先に古い葉がかなり落ちます。

目立った病虫害もなく、生育も特に早くないので、庭木としては扱いやすいです。

Data

植物名
ジョウリョクヤマボウシ ヒマラヤ
学名
Cornus capitata
区分
常緑高木
参考サイズ
5~12m

Cornus capitata

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。