富士宮の庭

家の南側に面した長細いスペース。
元々メッシュフェンスが建てられていた長辺の接道部分を花壇やウッドフェンスへ作り替え、プライベート感を高めました。

そのうえで、リビングに面した部分はその延長として機能するウッドデッキ・パーゴラのテラス、書斎や寝室に面した部分は窓辺の景色となる植栽、および物置や洗濯などを行うバックヤードへのアプローチにと、長細いスペースを生活の起点である母屋の間取りに密接に紐づけた機能で構成し、プライベートスペースとして活用度を高めることを意識しました。

また長方形の短辺と中央部にあたるスペースの区切りを強調する機能に、植物や素材の連続性を与え、スペース内の視線の移り変わりにおいても、景観を楽しめるような構成を目指しました。

藤沢市の家

海岸に近い閑静な住宅街。
前面に庭となるスペースが広く配置された敷地。

外周を覆うように、駐輪・小屋を配置し視線をカバーしくつろげるスペースが生まれた。デッキにてお茶を愉しんだり、夏にはプールを広げたり子どもたちの良い遊び場にもなっている。

この庭は、梅、ぶどう、柑橘、ブラックベリーなどなど
四季折々収穫を楽しめる果樹が多く植えられている。

新しい樹として、梅の花に近いレプトスペルムム属のシルバーティーツリーを植えた。

家族と育む憧れの植物との暮らし

中古住宅をご購入され、内外装のリノベーションと共に庭部分もきれいにしたいという事でご依頼いただきました。
日当たりの良い南向きの傾斜地に立地している庭はとても開放的なのですが、周囲からの視線がやや気になるため、道路側にはマートルの生け垣を作りました。
リビングに面した大きな掃き出しと繋がる場所にはウッドデッキを設け、木陰になるよう頭上にはスチールのパーゴラを作り、ブドウ・デラウェアを絡めています。
一畳ほどの菜園スペースやコンポストスペースも設け、石のテラスと芝生エリアを繋ぐ動線上に配したラフな木製アーチにはクレマチスが絡みます。
奥様からのリクエストで植えた香りのよい西洋菩提樹を中心に、柑橘類のベルガモットやバラ、スタンダード仕立てのヒメリンゴやアカシアなど、四季を通じて五感を楽しませてくれるような植物構成になっています。

緑の小径が繋ぐ家族の記憶

施主は、10数年前にBROCANTEでお庭作りをお手伝いさせて頂いたお客様の娘さんご家族。
旦那さんと3歳の娘さんとご一緒に、都内のマンションの1Fにお住まいです。
占有庭があり、そちらのリフォームのお手伝いをさせて頂きました。

占有庭は、室内からダイレクトにつながるスペースと部屋の裏側に位置する広い空間に分かれ、それぞれのスペースを細い通路が繋ぎます。
[GardenTerrace] [Patio] [Forrest Path]とそれぞれの空間にテーマを設け、プランニングを進めました。

[GardenTerrace]は、プライベート感を確保し、昼夜問わずカーテンを開けて、眺めて楽しめる大人のスペースとしました。
それに対し、[Patio]は、広々とした舗装とタープや菜園、ブランコを設置し、子供が自由に遊べるスペースに。
それぞれを繋ぐ通路[Forrest Path]は、異なった雰囲気の空間に出るワクワク感を感じてもらえる様な植物のトンネルとしました。

お庭の様々な場所に、ご実家のお母様から譲り受けたベンチや置物が楽しくディスプレイされています。
お庭を通じて、次の世代へつながる記憶。
大事に育まれてきた家族の思い出が、これからも積み重なっていく事と思います。

時の流れをなぞり始める芽吹き

材木倉庫をリノベーションして作られた複合施設。
ファサードに面した植栽帯に山堀りの植木やつる植物を中心に野趣的な植木をその動きの絡みとトーンを合わせながら、一体的な面となるような構成で植栽を行っています。
ライフスタイルショップ、カフェ、スタジオ、オフィスと用途は様々に異なる内容へと様変わりしていますが、
材木倉庫だったころの面影も引き続きつつ、また新しい時間の流れが、植物の芽吹きと共に紡がれてゆきます。