西区の庭

母屋と接道の間に位置するスペース。

駐車場、玄関アプローチ、お庭、収納、プライベートスペース等様々な機能の空間を舗装やウッドフェンス、ゲート、デッキなどでエリアを区切ることで共存させ限られたスペースながらも様々な場面を作り上げ、楽しみどころの多いお庭となっています。

フェンス等の構造物は表裏を隣接するエリアで用途を変えながら有効活用し、郵便ポストや機能門柱、収納など最小限のスペースで十分な機能性を確保する工夫も詰め込まれています。

駐車場や玄関、収納等生活の中の切実な機能の他、ルーフデッキと併せ、奥様の趣味の園芸やフラワーアレンジ、野菜作り、お子様の遊び場や家族団欒の場として等、様々な場面でご活用いただいています。

窓越しに映る緑の風景

駅から近いながらも静かな住宅街の一角。住まれていたお隣の土地をご購入され、建て替えの計画がある程度固まった段階でご依頼いただきました。
ご要望はリビングダイニングになる2階からも木々の緑を感じたいという事でした。
建物が建つと搬入が困難になってしまうため、ダイニングに面した大きな窓から眺められるように、中庭になる部分には基礎工事が始まる前に5m超の常緑ヤマボウシとヤマモミジ、ロシアンオリーブを植えました。
中庭は回遊できるように石材を配し、隣家の窓前にのみスチールとレッドシダーを組み合わせたフェンスを設けました。足元は野趣がある下草類を植え、季節ごとに開花を楽しめるようにしています。
リビングに面したバルコニーにもRC造の花壇に軽量土壌を入れ、常緑低木を配し、隣家からの目隠しと共に建物を彩るグリーンとしても機能しています。
接道部分にもペッパーツリーを中心に常緑でありながら、印象が柔らかい樹種を選び、通年窓前の目隠しとして機能する構成にしています。モダンな建物に合うよう場所によってはナチュラル感が出過ぎない種類をグルーピングして植えています。
各所自動潅水装置も設置することで、管理面でも安定した生育を維持できるようにしました。

無垢の素材感とボタニカルライフ

都心にほど近い閑静な住宅街。
限られた敷地でも庭のある生活を楽しみたいという思いを形にしたお庭です。
純粋に庭と呼べるスペースは4坪ほどですが、駐車場に利用するスペースの舗装をラフな砂利舗装とすることで、植物の変化が入り込む余地をつくり、庭の雰囲気と溶け込むようにしたり、
アプローチの舗装材を平滑で安定しやすいコンクリートの平板を採用することで、隣接する芝生のスペースと一体としても使用できるような汎用性を持たせ、限られた中でも庭の楽しみを創造してゆく余白を作りだしています。
また、視線の移り変わりに富むアプローチ取りや植栽帯に土を盛り意識的に起伏を作ることで、スペースの区切りや立体感が産まれ、バエティに富んだ景色を感じることができます。
フェンスや舗装材などに使用する素材は、その素材のありのままを感じさせるような仕上げを採用し、植物の様子が際立つような雰囲気を意識しています。
お施主様も新居への引っ越しを期に自身でも様々な植物を植えたりボタニカルライフを満喫されているようです。

成長を見守る眼差し

施主は小学校低学年と幼稚園に通うお子様のいる3世代同居のご家族。
敷地は交差点に面した角地でその中央付近に家が配置されているため家を囲うように広めのスペースのあるレイアウト。
そのようなレイアウトを敷地内の高低差を利用し、プライベートエリアとオープン外構のエリアに分けています。

オープンエリアには2台分の駐車場と自転車を置くスペース、
交差点の角に位置し、家の顔となる玄関先のスペースに植栽帯を設け、シンボルツリーに施主のご希望によりお子様に所縁のある桜の四季咲き品種’アーコレード’が植えられています。
角地という事もあり、お子様の健やかな成長を願う想いが街の風景にも彩を添えます。

プライベートエリアには、ウッドデッキと芝生のスペースがあり、
ウッドデッキと芝生の昇降口を複数設けることで、複数の回遊ラインができ、子供が遊びまわる動線に変化が産まれるようにしてあります。
フェンスで囲まれ、デッドスペースになりやすいスペースにはフェンス構造を利用しつつパーツを設置することでブランコや砂場を造作しスペースの有効的活用を行っています。
また、それらのパーツは外すことも容易な設置方法を選択し、お子様の成長に合わせた運用の変化にも柔軟に対応できるようにしてあります。

ネオンの窓に浮かぶ南国

歓楽街の一角にある飲食店。
横長にフレーム取りされた窓に背景のネオンを緑で覆いつつ、時折その隙間から漏れてくるネオンの光が独特の雰囲気を醸し出します。
ハリヤシ、バンクシア、グレビレアなどを中心に耐寒性のある南国を感じさせる植物を用い、リゾート風の雰囲気と年間を通して安定した緑のボリュームを作っています。