Works 060
南西に面したL字型に長いバルコニーのリフォーム。
7階のため見晴らしは良く、日当たりも良い反面、風が強いことや近隣からの視線が気になる部分がありました。また、L字の中心に梁部分の高い段差があり、行き来するのに不便という事も課題になっていました。
そこで、全面的にウッドデッキを張り、室内から出やすくするのと共に、段差部分には、上り下りしやすい高さで階段を作りました。 リビングに面した部分は、あまり奥行きがないため、腰壁の上にプランターを設置し、ウッドデッキで床が高くなった分、壁が低く感じるような恐怖感を与えないよう、内側に木製のフェンスを立てています。
これによって室内からはプランターは見えず、植物の部分だけがフェンスから出て見えることで、スペースを広いまま確保しつつ、グリーンも楽しめるようになっています。富士山や夕日が見える角のスペースには、ベンチをつくり、中に折り畳みテーブルの収納もできるようになっています。
また、ワンちゃんが砂利のところで排泄をすることが多いという事でしたので、一部デッキをステップ状にし、周りに砂利を敷きつめ、トイレの役割を担っています。
ちょうど大規模修繕が終わった直後に行っているため、10~15年後に行う次回の修繕時には取り外しが必要になりますが、その時もパネルで外せるように設置しています。
- Date:
- 2019
- Area:
- 30m2
- Type:
- マンションリノベーション