神奈川区の庭

幹線道路に近いため、比較的通行も多い通りに面した戸建て住宅。玄関まわりから外周、中庭と外構部分全体の施工を行いました。
構造物全体をモノトーンでまとめ、玄関まわりや通りに面したスペースは、お客様の希望でオリーブを中心に、常緑性の葉色の明るいピットスポラムやウエストリンギアなど、通年柔らかい葉色を楽しめる植物で構成しています。限られたスペースながら、2年経過し緑のボリューム感はしっかりと出ています。
駐輪スペースには、スタージャスミンを絡めるためのスチール製のパーゴラを設置し、中庭へと続くアプローチには同じ仕上げのゲートを設けました。中庭はプライベート空間としてしっかり活用できるように、外周には鉄骨躯体の壁を設け、外でプロジェクターを使って映画をというご要望もあったため、白い左官仕上げにしています。
リビングとレベルを揃え、室内と繋げるために中庭全体を嵩上げし、ダーク系のタイルですっきり仕上げています。植栽帯は最小限にしつつも、隣地のアパート2階からの目隠しにはシマトネリコを植え、壁の補強も兼ねたパーゴラには常緑性のクレマチスを絡め、グリーンのボリューム感も確保しています。
夏は、パーゴラと建物に取り付けた金具にタープを取り付け、アウトドアリビングとして活躍しているそうです。