シックな葉色の縁起物

カラスバセンリョウ

お正月の縁起物花材としてお馴染みのセンリョウ。黄、茶、緑が混ざったような独特の色あいで、半日陰~日陰に向くカラーリーフとして活躍してくれます。

古くからお正月の花材として親しまれ、日本にも自生するセンリョウの黒葉タイプです。

新芽がとくに黒色が強く、徐々に茶緑色になります。独特な葉色は、濃緑色の植物と対比させても映えます。

夏には小さな赤い花を咲かせ、その後に赤い実をつけます。

著しく日当たりが悪いと花芽を持たなくなり、樹形も悪くなりますが、日差しが強いと葉焼けしたり色が悪くなるため、半日陰程度の場所が向いています。

地際から枝が伸びてこんもりと茂るので、あまり剪定は必要ありませんが、茂りすぎると株元の葉が落ちて見映えが悪くなるので、実がついたものは根元から切り戻して、新芽を伸ばす剪定を行います。

Data

植物名
カラスバセンリョウ
学名
Sarcandra glabra(Chloranthus glaber)
区分
常緑低木
参考サイズ
50~80cm

Sarcandra glabra(Chloranthus glaber)

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。