擁壁のポテンシャルを引き出せ
イワガラミ
壁を自らのぼり、初夏にアジサイに似た花を咲かせてくれる
登攀型の貴重種。
イギリスに住んでいたころ、古いレンガの壁とそれを覆うツルアジサイにとても憧れ、自宅に植えてみましたが思うように育ってくれませんでした。それに代わるのがこのイワガラミ。イギリスもそうですが緯度が高く、北海道のような寒い地域では、ツルアジサイの生育が良いのですが、暖地ではイワガラミが代役を務めてくれます。生育は旺盛で日当たりが良いと、ゆうに4~5mは伸びます。
半日陰でも育ち、葉に模様が入るムーンライトは半日陰の方がきれいな状態が続きます。
付着根があるので、補助資材がなくても自ら壁を登ってくれる点も◎
ツルアジサイの花はガクアジサイと同じで装飾花に4枚のガク片がつくのですが、イワガラミはスペード型のガク片が1枚なのでよく見ると全く違います。定期的に剪定すれば比較的狭いスペースでも管理できますが、広い擁壁のようなところにのびのび育てると山のような様相を呈してきます。
Data
- 植物名
- イワガラミ
- 学名
- Schizophragma hydrangeoides
- 区分
- 落葉
- 参考サイズ
- 3m~10m