エレガントな生垣にも◎

コトネアスター フランケッティ

中国、ヒマラヤ原産の低木を中心とした常緑/落葉種で50種ほどあるバラ科の植物、コトネアスター。フランケッティは常緑で、現地では高地の山岳地帯などに自生しています。

少し灰色がかった緑の葉で、枝はややアーチ状になります。初夏に白い花を咲かせ、秋冬には(食べられませんが)赤い実をつけます。2m前後の高さも出るので、お庭の中での骨格や生垣として活用できます。

基本的には冷涼な気候を好み、日当たりが良く、水はけの良い土壌が理想ですが、高温下の多湿さえ注意すれば活用範囲は広いです。実の量は減りますが、半日陰でも問題なく生育します。

冬期は寒さが厳しいと落葉しますが、丈夫で目立った病虫害も無く、形を整えるために刈り込んだり、枝先を詰めていく程度で良く、派手さはありませんが安定感のあるグリーンです。鉢植えの場合は、堆肥などを混ぜた砂壌土や赤玉土に植えると良いでしょう。

Data

植物名
コトネアスター フランケッティ
学名
Cotoneaster franchetii
区分
常緑低木
参考サイズ
1~3m

Cotoneaster franchetii

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。