ふんわり積もる雪のよう

ユキヤナギ

雪が降り積もったようにみえる白い花と、ヤナギに葉が似てることが名前の由来です。近年は花がピンク色になるフジノピンキー(S.thunbergii ‘Fujino Pinky’)などもあり、白一色だったユキヤナギにも色幅が増えています。

早春を白く彩る落葉低木です。地下茎から吸枝(サッカー)と呼ばれる茎を地上部に出し、株状に広がります。

花付きも良く、非常に強健で乾燥にも強いため、街路樹や公園などにも多く利用されています。枝は細く柔らかく、高く伸びた枝は放射状に枝垂れ、全体的に柔らかい印象になります。

日向を好みますが、半日程度の日差しでも十分に生育します。株が大きくなり風通しが悪くなるとカイガラムシがつくことがありますが、病虫害は少ないです。刈り込むこともできますが、枝がかたくなるので、込み入った枝や古枝を間引くような剪定を行うと良いでしょう。

Data

植物名
ユキヤナギ
学名
Spiraea thunbergii
区分
落葉低木
参考サイズ
1~2m

Spiraea thunbergii

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。