ふんわり積もる雪のよう
ユキヤナギ
雪が降り積もったようにみえる白い花と、ヤナギに葉が似てることが名前の由来です。近年は花がピンク色になるフジノピンキー(S.thunbergii ‘Fujino Pinky’)などもあり、白一色だったユキヤナギにも色幅が増えています。
早春を白く彩る落葉低木です。地下茎から吸枝(サッカー)と呼ばれる茎を地上部に出し、株状に広がります。
花付きも良く、非常に強健で乾燥にも強いため、街路樹や公園などにも多く利用されています。枝は細く柔らかく、高く伸びた枝は放射状に枝垂れ、全体的に柔らかい印象になります。
日向を好みますが、半日程度の日差しでも十分に生育します。株が大きくなり風通しが悪くなるとカイガラムシがつくことがありますが、病虫害は少ないです。刈り込むこともできますが、枝がかたくなるので、込み入った枝や古枝を間引くような剪定を行うと良いでしょう。
Data
- 植物名
- ユキヤナギ
- 学名
- Spiraea thunbergii
- 区分
- 落葉低木
- 参考サイズ
- 1~2m