世田谷区の庭-2

設計事務所よりご依頼をいただいた住宅の植栽。
モノトーンを基調としたモダンな建物のどの部屋からも緑が感じられるような設計になっています。
建物に合わせたクールな雰囲気を保ちつつ、和の要素も少し感じさせ、初期の緑のボリューム感もしっかりと出すというのがご要望でした。

建物の中心にあり、各部屋からも見渡せるウッドデッキのテラスには、6mのアオダモの株立ちを入れています。
足元には常緑性のピスタチアを入れ、落葉期でも幹肌と共に楽しめる植栽になっています。
RC造のファサードの壁前には、ボリュームのあるアオダモとコハウチワカエデを入れ、景石も配すことで全体が締めています。

浴室に面した一坪ほどの坪庭は、新緑や紅葉が楽しめるモミジを中心にシダやハランなどの耐陰性種と景石を組み合わせ、和の趣を出しています。
掃き出し窓に面した細長い庭には、常緑モミジやハイノキなどの常緑性の樹木を組み合わせ、足元には四季折々の花が楽しめるように、
クリスマスローズやアジサイなどの下草を植えています。
2階の広いデッキスペースには、収穫が望めるマイヤーレモンを鉢植えで入れました。

建築設計　ピコグラム建築設計事務所
植栽計画・施工　BROCANTE