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MONYO popup store

縄文時代より古くから育まれてきた’文様’は、祈りの文化が由来となる。

素材としては無地でもいいけれど、ひとつひとつに願いやパワーを込めて刻まれる’文様’はパワーを与えてくれ、祈るためにつくる時間だったかもしれません。

そんな文様の文化を背景に、日常で穏やかに過ごせる時間が増えることを願い、陶器を制作されているセラミックスタジオ「MONYO」のPOPUPを開催します。

今回POPUPでは特別にMONYO初リリースとなる植木鉢も制作いただきます!

MONYO Popup Store

date.
 2025/12/12(金) 〜 2025/12/15(月)
 13:00 〜 18:00

place.
 Seeding Tokyo
 目黒区自由が丘3-7-7
 外の階段を上がって2階となります。
 
【13日(土)、14日(日)限定】
✳︎MONYO 藍子さん在店
✳︎Shogoさんによるコーヒーサーブ

What is 'MONYO'

MONYOは、セラミックを中心に活動するスタジオ。

普段はマグカップなどの食器やフラワーベースなど、土から生成・釉薬調合・焼成までを全てご自身のスタジオで制作されています。

MONYO STUDIO

MONYOの由来となる’文様’は、縄文時代に生まれたもので、祈りの文化が由来だそう。

文様の始まりとされているのは縄文土器で、表面をよく見るとディテールにしっかり文様が刻まれています。文様は土壌繁栄や子孫繁栄などみんなの願いを込め、とても時間をかけて作られるものだそうで、土器は文様を刻むことでパワーを与えてくれる祈りものとされてきました。

 
文様は時代とともに、’美しく見えるから'といった意味合いで着物などにも施され、徐々に変化していくことになりますが、ひとつひとつにパワーを込め、誰かのことを想い立ち止まる時間として刻まれていく、そんな付加価値のある本来の文様にインスピレーションを得て、MONYOはスタートしました。

 

about. 石井藍子(MONYO artist)

1997年生まれ。2020年多摩美術大学陶専攻を卒業。
器だけでなく、立体を表現するマテリアルの1つとして陶を勉強し、社会人を5年経験したのち2025年よりMONYOをスタート。コンテンポラリーアートと生活品の隙間になるような陶器を追求中。
 

MONYOならでは化学的な陶芸表現

印象的にさまざまな色が重なり合うMONYOの陶器は、産地は限定せず日本の良い釉薬を厳選し、釉薬を化学的に重ね表現されています。

MONYOのアーティストである藍子さんは、大学時代に陶芸を専攻。
特に釉薬の重ね方など、陶芸の中でも化学的な部分の表現を強みに学ばれていたとのこと。
 
たとえば、一個の釉薬に石灰・ガラス成分、顔料などをどのくらいの割合で入れると、土にどう定着するかといった化学的な実験や、釉薬を4色重ねて、赤いところ・少し深茶色のところ・その上から白濁するような釉薬をかけてみるなど。

色が重なるところと結晶のようになるところ、色がじゅわっと広がる表現など、釉薬の合わせ方によって様々にできるという。

土と釉薬それぞれの種類の相性により異なる色

また、日本の土には日本の釉薬を使うと相性が良く定着も良いそうで、MONYOは全て日本の素材で制作。

陶芸では成形時に土自体に顔料を練り込むなど色々な手法がありますが、成分が薄くなってしまったり、欠けやすくなってしまうこともあるため、MONYOは4色の釉薬を筆で重ね、高温焼きで色を定着させているそうです。

このぽってり感のある印象的な色の仕上がりも、その術によります。

 
さらに焼き上がった後のひと手間も欠かさないのが、MONYOの魅力のひとつ。

陶器の底面が荒いとテーブルに傷がついてしまったり、食器は洗う時にスポンジがひっかかってしまうことがないよう、焼いた後にヤスる作業も怠りません。また、人気のマグカップは男性でも指2本はいる持手にしたり、実際に日常使いしても疲れない重さであったり。

作家ものはもったいなくて使えないという声もよくありますが、なるべく生活に溶け込むように使って欲しいという想いから、日常で使って気になる部分には端々の処理を加えて制作されています。

MONYO初リリースの植木鉢

今回のPOPUPでは、MONYOの新作として植木鉢も特別に制作いただきます。

鉢は通常の土よりもすこし荒めの土をセレクトしたもので、形が大きくてもより割れにくく、通気性や排水性も考慮された作りになっています。

サイズはおよそ3号〜6号サイズの展開予定。

横幅のある鉢から、少し高さのある鉢を制作していただく予定なので、植物の性質やコーディネートに合わせて鉢選びするのも楽しそうです。作品はすべて一点ものとなりますので、ぜひ植物と合わせてお好みの鉢を選んでみてください。

 
そのほかPOPUPでは、マグカップ・フラワーベース・バッジ、久しぶりに復活する人気のゴブレットもラインナップに加え、ご用意いただく予定です。

どれも素敵な色合いのMONYOの陶器は、どのカラーにするかついつい悩んでしまいますので、形違いでいくつか作品を揃えてみるのも良いですね。
 

 
ぜひこの機会に実際にご来店いただき、お手に取ってもらえれば嬉しいです。

当日はみなさまにお会いできるのを楽しみにお待ちしております!
 

Author

sara

Seeding Store Manager