眠るように葉を閉じます

ネムノキ

日本にも自生する暖地性の落葉高木で、樹皮は生薬として鎮痛などに利用されています。葉色の美しい銅葉種もあります。

夕方に葉が閉じて垂れ下がる就眠運動を行うことから、ネムノキと呼ばれます。

細かい葉と開帳性の枝ぶりが全体的に柔らかい印象で、6~8月の夕方にピンク色の刷毛のような花が咲き華やかです。

他のマメ科と同じように、根に根粒菌が共生して窒素を得るため、やせ地にも適応できます。落ち葉は土を肥沃にし、耐潮性もあるため海岸沿いの緑化にも使われます。

生長は比較的早いが萌芽力が弱く、移植や強剪定を嫌うので、放任して育てられる場所が望ましいです。

Data

植物名
ネムノキ
学名
Albizia julibrissin
区分
落葉高木
参考サイズ
3~10m

Albizia julibrissin

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。