真冬のフレッシュグリーン。
ヒマラヤユキノシタ
まだ寒さの厳しい時期にふと目に留まる鮮やかなピンクの花。
葉もツヤツヤしくその季節に不釣り合いな程生き生きとしたオーラを発しています。野菜のケールやチンゲンサイを思わせるその姿は、群生しつつも1枚1枚の存在感がしっかりとしていてオーナメンタルな印象すらあります。
その艶のある大きな葉からは、熱帯地域の植物のような雰囲気すら感じますが、原産は名前の通りヒマラヤやシベリアに分布する仲間で、すこぶる寒さに強いです。
一度根付くとワサビのような太い根を横に伸ばし、群生するようになります。
花の季節にはより存在感が増し、まだ色の数が少ない早春の地際において独特の存在感を放ちます。
原産地では、岩場など日当たりのよいところに群生しているようですが、ある程度耐陰性もあり、むしろ東京周辺のような夏の暑さの厳しい地域では、半日陰くらいの場所の方が活き活きしている印象があります。
冬の植栽の地際のボリュームを意識した植物で選びでは、クリスマスローズやヒューケラ等定番に加えて候補に挙げてみるのもおすすめです。
Data
- 植物名
- ヒマラヤユキノシタ
- 学名
- Bergenia
- 他の名前・俗称
- 岩白菜
- 区分
- 常緑多年草
- 参考サイズ
- 20cm