マヌカの木
ギョリュウバイ
何やら日本的な響きの名前ですが、原産はニュージーランドやオーストラリアのタスマニア島周辺。
ニュージーランドの先住民族マオリの言葉で’マヌカ’と呼ばれ、近年注目されているマヌカハニーの蜜源植物でもあります。
原種は白い花で緑の葉のものですが、日本で植木としてポピュラーなのはアメリカやニュージーランドで作出された園芸品種で、葉の色がグレーがかったシックな色合いで、花が赤やピンク色の八重咲きのものです。
常緑のシャープな印象の低木で、丁度ローズマリーやウエストリンギアを用いているような植栽に、少し個性を与えたいなというときに使ったりします。
花の時期は長く東京周辺では年明け頃から春の終わりまで咲き続けているので、冬にも花が欲しいなという場合にも重宝します。
性質は強健で育てやすく、日当たりの良い方が好みのようですが、日当たりの限られたような場所でも成長は遅めですがしっかりと花をつけてくれています。
一方、屋上のようなカンカン照りの場所だと大きめのプランターで自動潅水機等をつけていても弱ってしまっている印象があるので、半日くらいしっかりと日の当たるような場所が理想的なようです。
原産地にてイギリスからの初期の移住者がお茶の代用として煎じて飲用されていたためティーツリーと呼ばれたりもしますが、アロマ等で用いられるティーツリーとは同じフトモモ科ですが別属となります。
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Data
- 植物名
- ギョリュウバイ
- 学名
- Leptospermum scoparium
- 他の名前・俗称
- マヌカ、レプトスペルマム、ティーツリー
- 区分
- 常緑
- 参考サイズ
- 1.0~3.0m