遭遇。フォレストマン。

カナダトウヒ ペンデュラ

この木が視界に入ると人っぽい気配を感じるんです。
パッと見だと枝垂れる枝が手足っぽく見えるためでしょうか。少し不気味なような気もしますが、何とも言えない愛嬌も感じます。
2005年愛知万博キャラクターのモリゾーをスリムにするとこんな感じになりそうです。

カナダトウヒという針葉樹の枝垂れ品種です。ひと昔まえにゴールドクレストなどコニファーと呼ばれる針葉樹系の樹木が流行りましたが、そのまた前はヒマラヤスギが流行った時期があったとも聞きます。そして今、またひそかに針葉樹ブームとなっているような気がします。
青白い葉の美しい品種や、こういった枝垂れた形など個性的な針葉樹が、常緑樹のバリエーションに個性を与える存在としてお庭に用いられているのをよくみかけます。
ただこれらの針葉樹の多くは寒い地域の原産であることが多く、暑さに弱いものも多い事が注意点ですが、こちらの品種は東京都の都市部のような場所でも問題なく根付いています。そういった部分でも重宝する存在です。

成長は緩やかで、枝張りもあまり出ずにコンパクトに佇みつつ個性はしっかりと主張してきますので、余り場所に余裕のない場合でも植木に凝りたい時にはちょうど良いです。
ちょっと個性的なクリスマスツリーとしても使えますし、玄関先に植えると家のマスコット的な存在になってくれます。少しクセはありますが不思議な愛嬌溢れる樹木です。

Data

植物名
カナダトウヒ ペンデュラ
学名
Picea glauca 'Pendula'
他の名前・俗称
区分
常緑
参考サイズ
4m~8m

植木生産卸しの圃場にて。(2014年12月初旬)
新緑の芽吹きも枝垂れ気味で個性的。(2018年4月下旬、東京都世田谷区)
北向きの日当たりの限られた場所。上の写真の物を植栽して4年経過。大きさはあまり変わっていない。(2018年4月下旬、東京都世田谷区)

Picea glauca 'Pendula'

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。