名も花も可愛らしい

チェリーセージ

シソ科の多年草で、サルビアの仲間です。セージ類はブルーや紫系の花色が多いですが、チェリーセージは赤や白など明るい花色も豊富です。葉をちぎったり揉んだりすると、サクランボのような甘い香りがすることが名前の由来とされています。

サルビア グレッギー(S.greggii)とミクロフィラ(S.microphylla)両者の自然交雑種のヤメンシス(Salvia × jamensis)とそれらの園芸品種の総称で、花色も白、ピンク、クリーム、紫など多種あります。国内ではどれもチェリーセージとして流通していることが多いです。

性質はミクロフィラやその園芸品種はやや大きく1mを超え、木質化します。その他は高さも50~70cm前後と小ぶりです。

どれも葉を揉むと特有の芳香があり、耐寒性は強く、暖地では葉を残して越冬します。

性質も丈夫で花後、刈り込み管理します。花の量は変わりますが、春から秋にかけて花期は長く、かわいらしい花好きにはおすすめです。

Data

植物名
チェリーセージ
学名
Salvia × jamensis を含めて Salvia greggii、Salvia microphylla
他の名前・俗称
サルビア ミクロフィラ
区分
常緑多年草
参考サイズ
50cm~1.2m

ホットリップス S.microphylla 'Hot lips'

Salvia × jamensis を含めて Salvia greggii、Salvia microphylla

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。