美しきエルダー

西洋ニワトコ

エルダーと呼ばれ、花と実のエルダーフラワー、エルダーベリーそれぞれハーブとして香りを楽しんだり、インフルエンザや風邪などの症状を緩和させる薬効があるとされるメディカルハーブとして昔からヨーロッパなどで生活の中で活用されてきた植物です。

日本では鑑賞性の高い園芸品種で”ブラックタワー”や細葉の”ブラックレース”等銅葉の品種が比較的出回っており、お庭のボリュームを作る骨格に変化を付けたい時など重宝します。

葉の美しさが特筆すべき点であることは間違いないですが、いずれも花も美しく、さわやかな香りが漂います。

メディカルハーブとしての効能は野生種に限られるようですが、涼やかな容姿と梅雨前の時期に咲く花の爽やかな香りは、ヨーロッパの生活の営みを優雅に想像させてくれます。

10m程の高さになると紹介されているケースもありますが、庭木としては低木として扱うケースが多いです。
成長力も強めでよく芽吹きますが、剪定で管理れば高さ2~3m程で無理なく管理できるイメージですが、横へのボリュームも出てくるので、その分のスペースを考慮できるとよさそうです。

陽当たりも良いところから、一部陰りがちな半日陰のようなところまで元気でに育ってくれます。
ただ、根が弱く移植などの際は注意が必要です。特に落葉期以外の移植は避けた方が無難です。

Data

植物名
西洋ニワトコ
学名
Sambucus nigra
他の名前・俗称
エルダー
区分
落葉低木
参考サイズ
1.5~3m

モミジ葉の品種(5月中旬、東京都23区)
銅葉、細葉品種のブラックレース(5月中旬、東京都23区)
葉が芽吹き始めているのブラックレース(4月中旬、東京都西部)
葉が明るいライムカラーのオーレアsambucus nigra'Aurea'(4月下旬、東京都23区)

Sambucus nigra

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。