安定の白花グランドカバー

イベリス センペルビレンス

南ヨーロッパや西アジアが原産で、日本には1930年頃に渡来し、斑入り種や八重咲き種など様々な園芸品種も育成されています。こんもりと咲く様子が砂糖菓子に例えられたことから、キャンディタフト(Candytuft)とも呼ばれます。

イベリスは一年草や多年草などがありますが、本種は半低木状となる多年草タイプで、4~5月頃に白い花が咲き、花期も比較的長いです。

寒さには強いですが高温多湿での蒸れで傷むため、立ち上がった花壇や鉢植えなど、日当たりと水はけの良い場所に植えると良いでしょう。

生長するとやや下垂し、こんもりとまとまりながら伸びるので、剪定などはあまり必要ありません。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

植栽帯なら中低木の株元など、グランドカバーとして使うと良いでしょう。

Data

植物名
イベリス センペルビレンス
学名
Iberis sempervirens
他の名前・俗称
トキワナズナトキワマガリバナ
区分
常緑多年草
参考サイズ
20~50cm

Iberis sempervirens

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。