ナチュラルフラワーガーデンを目指すなら

ガウラ

花が咲き乱れる庭を理想とするなら入れておきたい品種。
初夏から秋口までと花期が長く、周辺を柔らかい印象に包みます。

落葉多年草(宿根草)の中でも特に花期が長い種類でとても丈夫で、こぼれ種でも増えてきます。
低木や花期が短く緑を楽しむような手がかからない種類と組み合わせて植えると、かわいい花の良さが際立ち、もてあます元気の良さも受け入れられる気がします。
暴れすぎたら半分から3/1くらいでバッサリと刈り込んでしまいましょう。株が込み合ってくると蒸れてくるきて、枯れ込みます。
昔、狭い自宅に植えたときは、3年目くらいで株元がスカスカになり、上部が雑然とし過ぎたため抜いてしまった残念な経験があります。
大株になったら春先に株分けしてボリュームを減らすと、生育も適正になり共に気持ちよく過ごせるはずです。

ハクチョウソウと呼ばれるように2センチほどのシジミチョウのようなピンクがかかった白い花をつけます。
ピンクが濃いものや丈が伸びない矮性種もあり、鉢でも育てられるので、いくつかの鉢を組み合わせて飾る際にも。

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Data

植物名
ガウラ
学名
Gaura lindheimeri
他の名前・俗称
ハクチョウソウ
区分
落葉多年草
参考サイズ
0.5〜1.5m

花がなくなる時期も、これ一株で庭全体が華やかな印象に(東京都23区 6月)
おしべが蝶の触覚のよう。

Gaura lindheimeri

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。