バラ・アイスバーグ（クライミング種）

バラ・アイスバーグはフロリバンダ種とクライミング種があり、後者は前者の枝変わりでできた品種。ツル状に伸びるクライミング種は5月頃に咲く一季咲き種で、香りも強く、丈夫でとても育てやすいです。
柔らかい枝ぶりなので誘引しやすく、壁やフェンスなどの支持物に固定していってもナチュラルな印象になります。

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自由が丘のお店のオープン時に植えてから、15年が経ちますが毎年たくさんの花を咲かせてくれます。
薬剤は全く使っていないため、黒点病になったり、チュウレンジバチがついたりと、見苦しくなってしまうので、花後は全体の半分から3分の2位をバッサリと切ってしまってます。
それでもしっかりと咲いてくれます。
放任すると軽く5～6m四方は伸びる性質ですが、カットすることで狭いスペースでも楽しめます。
肥料は年２～３回に株元に固形の有機肥料を播く程度でも、生育が良くなります。あげなくても咲きますが、春先に少し勢いがないなあと思う時は、前年に一度も肥料をあげなかった年だったことに気づきちょっと後悔するので、人間と同様、栄養補給はしてあげましょう。

純白のオープンカップ咲きで、濃い緑の背景に白い花が引き立つ2～３分咲きくらいの頃が、甘くなりすぎず一番素敵です。
花期は咲き始めから２週間くらいなので、桜同様あっという間ですが、株が充実してくると、秋にもぽつぽつと花を咲かせてくれます。
秋の花は咲き始めの花弁の外側がピンクがかっていて、春とは少し違う印象になります。
そんなご褒美も、育てる楽しみのひとつになります。

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