四国生まれ コデマリ似
トサシモツケ
四国(高知、徳島)原産のバラ科の落葉低木で、漢字では「土佐下野」と記されます。四万十川など川岸の日当たりの良い岩場に自生する’渓流沿い植物’ですが、樹高1~2m程度で育てやすく、庭木としても親しまれています。
日本に自生するイワシモツケ(S. nipponica)の変種です。春の芽吹き後、コデマリに似た白い花を列状につけ、新緑とのコントラストが美しいです。その後の葉色はやや濃いため、植栽帯の背景や高木の下草として活用しやすいです。
コデマリのように枝が大きく枝垂れず、株元から黒灰色の枝が密に立ち上がるため、落葉期でもボリューム感をしっかりと維持できます。
適度に湿った水はけの良い土壌を好み、日向はもちろん半日陰の立地でも生育します。目立った病虫害もなく、丈夫で育てやすいです。
Data
- 植物名
- トサシモツケ
- 学名
- Spiraea nipponica var. tosaensis
- 他の名前・俗称
- 区分
- 落葉低木
- 参考サイズ
- 1~2m