1本で2色楽しめる

ニオイバンマツリ

ブラジル南部やアルゼンチンが原産で、日本には明治末期に渡来し、漢字では匂蕃茉莉と表記されます。名前にニオイとある通り、花には芳香があります。

春から夏にかけて、強い香りのある花をつける常緑低木です。花付きが良く、開花直後は紫で徐々に薄くなり白へと変わるため、1本で紫と白の花が入り混じって咲く、珍しい品種です。

強い日光は好まず、真夏に直射日光が当たると葉焼けを起こすので、東側や北側など半日程度の日が当たるような場所が良いです。

都心など暖地であれば地植えで越冬も可能ですが、あまり寒くなると葉が落ちるので、軒下や寒風の当たらないような場所が理想的です。

低木ですが比較的大きくなるので、1.5mくらいの幅は確保したいです。伸びすぎた枝を詰め、ボリュームが出すぎた場合は刈り込んでも良いでしょう。

Data

植物名
ニオイバンマツリ
学名
Brunfelsia australis
区分
常緑低木
参考サイズ
1~3m

Brunfelsia australis

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。