日陰が活躍の場
ハラン
古く江戸時代に発展し改良された伝統園芸植物で、縞斑や中斑など多くの品種があります。葉には殺菌作用があり、昔は料理の仕切りなどにも使われていました。生け花やフラワーアレンジメントにもよく利用されます。
昔から生け花や庭に取り入れられ、馴染み深い多年草です。日陰には非常に強く、ボリュームも出るため、特に厳しい日陰環境下でのグリーンとして活躍します。乾燥にも強く軒下のような立地でも生育します。
葉先白いアサヒハランや白い縦縞状になるシマハランなどは、日陰を明るく彩り、とても使いやすいです。
地下に匍匐性の太い根茎があり、花はその根茎から伸び地際に咲きます。あまり目立たないですが、緑色の球状の蕾は開花すると褐紫色になり、キノコのような匂いを出してキノコバエを引き寄せます。
湿り気のある有機質に富んだ土壌を好みますが、庭植えなら問題ありません。傷んだ葉を取り除く程度で手入れの手間もほとんどかかりません。
Data
- 植物名
- ハラン
- 学名
- Aspidistra elatior
- 区分
- 常緑多年草
- 参考サイズ
- 20cm~1m