じわじわと侵略してきます。
フィカス・プミラ
味気ないブロックや万年塀、擁壁を緑で彩りたいというご要望は良くいただきます。
立地条件やイメージに合わせて何を植えるか選びますが、いつか緑になってくれれば良いなという場所に、プミラを植えておくことが多いです。
3号ポット1~2個でも、数年するとしっかりと、しかも濃密に覆ってくれます。
3~4年経過し勢いがついてくると、ややたじろいでしまうくらいの生育になるので、限られたスペースなら定期的にカットしたり、剥がしたりしたほうが良いです。
アイビーと違い剥がれやすいので、引っ張ればべろっと取れます。
イチジクの仲間で、日本からインドまでの暖かい地域に分布していて、日本だと房総半島から西南に広がっています。
生育が安定してくると葉が大きくなり、古株になると葉の大きさが5~6センチ以上になり、別な品種のようになってきます。
斑入り種もありますが、基本種より寒さに弱く、地植えにすると生育と共に斑が減ってきます。
イチジクと同じように、花嚢と呼ばれる実の中で花がつき、虫が媒介し結実します。
観葉植物としても流通していますが、地植えにすると別物になってしまうので、かわいいままで育てたい方は鉢で育てましょう。
Data
- 植物名
- フィカス・プミラ
- 学名
- Ficus pumila
- 他の名前・俗称
- オオイタビ
- 区分
- 常緑低木
- 参考サイズ
- 0.1~0.3m