食用にも、薬用にも
ユキノシタ
本州~四国、九州に分布する山野草で、山菜として天ぷらなどにして食されます。漢名は「虎耳草(コジソウ)」といい、葉は生薬や民間薬として利用され、古くからお庭や植栽でも親しまれている植物です。
マット状に広がる常緑多年草で、円形の葉には毛が密に生え、葉脈が模様になります。イチゴと同じような細いランナーを出し、そこから根が出て子株を増やしていきます。
梅雨頃に花茎を伸ばして開花します。左右相称花で5枚の花弁のうち下の2枚が大きく伸び、一つ一つは華奢ですが、群生すると目をひきます。
耐陰性が強いので、シェードガーデンのグランドカバーとしてはもちろん、食感が良い山菜として、天ぷらやお浸しなどで食べられるので、庭のどこかに植えておくと楽しいです。
湿り気があり、水はけの良い土壌を好むので、常に乾燥するような場所でなければ、勝手に増えていきます。増えすぎたら間引く程度の管理で良いでしょう。
Data
- 植物名
- ユキノシタ
- 学名
- Saxifraga stolonifera
- 区分
- 常緑多年草
- 参考サイズ
- 10~50cm