安らぎの香りの定番

ラベンダー

癒しの香りとして、知らない人はいないくらいメジャーなラベンダー。鮮やかな紫色の花と心地よい香りが魅力のハーブです。多くの系統(品種群)があり、耐寒性や耐暑性は系統によって異なるため、育てる環境にあわせて品種を選ぶと良いでしょう。

地中海からインドにかけて28種が分布しています。日本の高温多湿の気候での庭植えに向くのはラヴァンディン系、デンタータ系の2系統があります。

梅雨から夏にかけての蒸れに弱いので、日当たりと風通しの良い立ち上がった花壇や植栽帯が好ましく、株元を砂利で覆うと病気予防になります。

大型になるアラルディは、暑さ寒さに強いデンタータ系とスパイク系の交雑種で、葉の香りが強いです。

デンタータは四季咲き性で、ラベンダーの中では特に日本の気候に適していておすすめです。

グロッソはラヴァンディン系でやや寒さに弱いですが香りが強いです。

どの品種も花後は株の風通しを良くするため、刈り込んだり、間引き剪定を行うと良いでしょう。鉢植えの方が管理はしやすいです。

Data

植物名
ラベンダー
学名
Lavandula
区分
多年草
参考サイズ
50cm~1m

アラルディ L.allardii
デンタータ L.dentata
グロッソ L.×intermedia 'Grosso'

Lavandula

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。