新芽が一番の見どころ

ロータス ブリムストーン

綿毛につつまれた柔らかなシルバーリーフを持つ地中海沿岸、ポルトガル原産の植物。花以上に芽吹きの色あいが魅力的です。

毛に覆われた灰緑色の小さい葉を持ち、新芽が黄色からクリーム色になります。その葉色のグラデーションが美しく、やさしい色あいの常緑亜低木です。

見た目のわりには耐寒性が強く、-10℃前後まで耐えることができ、潮風にも強いです。蒸れには弱いので、水はけの良い土壌でやや乾燥気味に育てると良いです。

初夏~夏にかけて伸びた枝の先に、ピンクがかった白い花が咲きます。花後、刈り込んで風通しを良くします。ラベンダーやタイムと同様、株元に砂利を撒くだけでも、泥跳ねが減り生育が良くなります。

茎が柔らかく、倒れながら伸びるので、立ち上がった花壇や植栽帯は風通しも良いためベストな場所と言えます。

Data

植物名
ロータス ブリムストーン
学名
Dorycnium hirsutum 'Brimstone' (Lotus hirsutum 'Brimstone')
区分
常緑亜低木
参考サイズ
30cm~1m

Dorycnium hirsutum 'Brimstone' (Lotus hirsutum 'Brimstone')

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。