garden to tableの扉

ローズマリー

日本のガーデニング文化で親しまれているハーブの代表格。
様々な魅力と気軽さを兼ね備えているため、
ブロカントの施工するお庭でも
生活とお庭の距離を近づけてくれる存在として
かなりの頻度で登場します。

性質が強健で育てやすく1度植えればその株で永年に渡って楽しめます。刈込にも強いので大きさも管理しやすく現代の住宅事情にも優しいです。

料理に使う場合はフレッシュでもドライでも使えますし、特に手の混んだ加工は必要ないので気軽に生活に取り込めます。

勿論見た目としても魅力的です。細く小さな葉は重い印象にならず、樹形も這う様に成長するもの、スッと立ち上がる様に成長するもの、縦にも横にも程よく成長するものなど、バリエーションがあり、植える場所によって適した形を選べるので植栽意匠を構成するうえでも重宝する存在です。花もブルーからピンクの小ぶりの花が株全体につき、花期も長く、東京周辺では真冬の2月頃にも花をつけます。

植える場所は日当たりよく、水はけを良くしておいてあげると良いです。
ある程度の悪条件は耐えてくれますが、株が弱りがちだとハダニの被害を受けやすくなるという事と、寒さにはあまり強くないので、収穫したり強剪定したりする場合は暖かい時期を選んであげるように注意が必要です。

東京周辺で植栽されている様子を見ると、必然的に好みの環境になりやすいためか、土留め壁の上など這い性のものを下垂するように植えられているところで、良い状態で維持されているのを見かけることが多いです。

Data

植物名
ローズマリー
学名
Rosmarinus Officinalis
他の名前・俗称
マンネンロウ
区分
常緑
参考サイズ
0.5〜1.5m

ブロカントオフィスの庭にて、植えてから8年目の這い性株(2018年3月中旬、横浜市)
早春時期にブルー系の花をつける植木は少ないので希少な存在と言えます。(2018年3月中旬、横浜市)
マンション敷地の土留め際(2018年9月下旬、横浜市)
川沿いのフェンスに絡みながら成長する這い性株。(2018年6月上旬、横浜市)

Rosmarinus Officinalis

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。