Works 098

葉山の二子山の麓、はるかに望む海と緑豊かな山に囲まれた絶好のロケーションに立つ住宅の外構計画。
建築家さんのご紹介で、建築計画段階から参加させて頂きました。

自家用車・来客用車・バイク・自転車がとめられる機能性を持たせつつ、緑豊かなお庭を通るアプローチ計画をご提案させて頂きました。少し大回りになる動線計画でしたが、普段の生活の中で、よりお庭を身近に感じて頂ける豊かなアプローチができたと思います。
アプローチには元々この土地にあった飛石を使用し、目地にダイコンドラの種をまく事で、既存のままの庭にスッと馴染んでくれています。

植栽構成としては、山々の豊かな緑を背景に、元々庭に植わっていたモミジやヤマモモを庭の骨格として残し、家に近い部分にのみ新たに植栽を加える事で、室内から見た時の植栽の奥行き感を感じて頂ける様に計画しました。
窓前の植栽は、道路からの視線を柔らかく遮る効果も期待できます。

建築計画段階からお声掛け頂けた事で、アプローチと庭の関係性や残置する既存樹の選定、現地に転がっていた多くの石の扱いなど無駄なく、より豊かに活用できる計画にすることが出来ました。

まだ、広いお庭には既存フェンスの更新や植栽の追加、ファイヤーピットの設置などこれからの部分も多く残されています。
そんな中お引越し後には、ハンモックを吊り下げたり、菜園枠をDIYしたりと、早速庭の楽しみが少しづつ広がっている様です。
暮らしながら、生活に合わせて少しづつ変化していくお庭。
とても贅沢な暮らしで羨ましい限りです。

設計:木名瀬佳世建築研究室
写真:安田誠(一部除く)

Date:
2023
Area:
25(庭全面120)m2
Type:
新築戸建

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竣工時

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