Works 063

閑静な住宅街に新築された、プライベートとパブリックを明確に分けたスペースを持つ住宅。
都心の住宅街において、気兼ねなく家族が集い、眺め、育て、四季を楽しみつつ、道ゆく近隣の方々にもそんな楽しみが共有できる、そんなお庭のご提案でした。

プライベート感を大事にした中庭は、ウッドデッキと植栽帯というシンプルな構成です。
屋外(植栽帯)と室内を繋ぐ部分に設けたウッドデッキに、パーゴラを設置し、開閉式のオーニングを取り付ける事で、室内への日差しを軽減させると共に、半屋外として中間的なスペースの役割を持たせました。お引越し後には、大きなダイニングテーブルを置き、アウトドアダイニングとして、お楽しみ頂いております。
古材を使って作った台に乗せて設置した特注のコンクリートシンクが空間のアクセントになっています。
植栽帯に設けた小径を抜けると、奥にも小さなウッドデッキがあり、お子さんにも楽しんで頂ける様な隠れ家的なスペースで、変化に富んだシーンを作っています。

パブリックにあたる外周の植栽帯は、ヤマモミジをシンボルに、常緑樹を中心とした低木類を加え、四季を通じてお楽しみ頂けるような植物構成としています。

その他、窓際の外壁に壁掛けのプランターを設置したり、前のご自宅からお持ちのプランターを整理して様々な場所に配置するなど、お客様のご要望通り、どの窓からも植物が感じられる様にしています。

Date:
2018
Area:
中庭46+外部植栽帯12m2
Type:
新築戸建

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竣工後2年