オーナメンタルなシダ番長
オシダ
日本に自生する大型のシダ。落葉樹林等の林床によく見られ、植木としても流通しており、ワイルドな日陰の風景づくりなどに重宝します。
直径1m程にもなる放射状に大きな葉を広げる姿がオーナメンタル。
庭の植栽でよく使うシダの中でも番長的な存在で、
他のシダはいくつか寄せて植えて緑のボリュームとしてや背景として使う事が多いですが、
オシダはしっかり1つ1つの形がわかるような植え方をして、目立たせて使うことが多いです。
”雄羊歯”の名前の通り男性っぽさを感じる”かっこいい”という言葉が似あうシダです。
生育環境こそ違いますが、アガベやユッカなどにも通じる雰囲気を感じます。
基本的に落葉性で冬は葉を落としますが、暖冬の年や環境によっては翌年の春まで緑の葉を残すことがあります。
その場合でも新しい葉が出てくると古い葉は枯れます。
全く日の当たらない日陰だといまいちうまく育たないことが多いです。半日陰や木漏れ日のような明るめの日陰が好きなようです。
土壌環境は適度に水捌けのある環境だと元気に育ってくれます。
自生している場所でも、水のとどまるところというより傾斜面など水捌けのよい場所によく見られます。
植える際は腐葉土やバーク堆肥などを多めに漉き込んであげるとよいです。
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Data
- 植物名
- オシダ
- 学名
- Dryopteris crassirhizoma
- 区分
- 半常緑多年草
- 参考サイズ
- 0.6~1.0m