夏こそ涼しげに爽やかに

ニンジンボク

シソ科ハマゴウ属の落葉低木で、ニンジンボク(人参木)という和名は葉の形がウコギ科の薬草オタネニンジン(高麗人参)に似ていたことが由来のようです。

中国原産のニンジンボク、南欧州・西アジア原産のセイヨウニンジンボク、中国南部や台湾原産の変種ホソバニンジンボクなどいくつか種類があり、庭木には後者2種がおすすめです。どちらも丈夫で目立った病虫害もなく、育てやすいです。

セイヨウニンジンボクは、初夏から夏にかけて長さ15cmほどの穂状の紫、白、ピンクの大きく華やかな花が咲きます。全株に良い香りがし、葉や実が精油の原料になります。樹勢が強く、葉張りも出るので、低木ながら2mくらいの幅は確保したいところです。

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ホソバニンジンボクは、細く切れ込みが深い葉が特徴で、株全体の線も華奢です。花も細長く、葉の密度が粗いため、涼しげな印象になります。また、樹勢が弱く強い枝が出ず、大きさも小ぶりなので、狭いスペースに向いています。

強剪定もできるので、小さく維持するなら落葉期に大きく詰める他、込み入った枝を抜く間引き剪定を行うと良いでしょう。土壌は選びません。

Data

植物名
ニンジンボク
学名
Vitex negundo var.cannabifolia
区分
落葉低木
参考サイズ
3~5m

セイヨウニンジンボク Vitex agnus-castus
セイヨウニンジンボク Vitex agnus-castus
ホソバニンジンボク Vitex negundo var.heterophylla
セイヨウニンジンボク Vitex agnus-castus

Vitex negundo var.cannabifolia

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。