日々楽しむ甘い香りの白花

シロバナネムノキ

マメ科カリアンドラ属の熱帯性の品種で、日本に自生するネムノキとは別属になります。独特の羽状葉は爽やかな雰囲気で、丸い綿ボウシのような真っ白な花を長期間楽しめます。

分類的には中低木ですが、コンパクトなメインツリーとしても使え、とてもおすすめです。

初夏から夏にかけて、タンポポの綿毛を思わせる白い球状の花が咲きます。花は夕方から開きはじめ、濃密な甘い香りを放ち、翌日の午前中には閉じて落ちてしまう一日花。枝先に花芽が次々とできる多花性なので、花期も長いです。マメ科特有の就眠運動で夜は葉が閉じた状態で花が咲くので、とても見ごたえがあります。

常緑樹ですが熱帯性のため、冬期に気温が下がると葉を落とします。
目立った病虫害はほとんどなく、剪定も伸びた枝先を詰める程度なので管理しやすいです。

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Data

植物名
シロバナネムノキ
学名
Calliandra portoricensis
区分
常緑小高木
参考サイズ
3~6m

Calliandra portoricensis

Last Modified at / Published at

植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。