花も可愛らしいハーブ

タイム

シソ科を代表するハーブの1つで、コモンタイムのような立ち性のタイプと、クリーピングタイムのような這い性(ほふく性)のタイプがあります。香りも柑橘系や甘い香り、清涼系など、種類や品種によってさまざまです。

北半球に広く分布する常緑性の亜低木で約35種類あり、葉は精油を含み芳香があります。

白い斑が入るフォックスリータイム(T. pulegioides 'Foxley' )やレモンの香りのするレモンタイム(T.citriodorus)などがあり、初夏に白やピンクの花を咲かせます。

香辛料や料理にはコモンタイム(T.vulgaris)と呼ばれる品種が使われ、魚介類の臭みを消すハーブとして知られています。

比較的丈夫ですが多湿に弱く、水はけの良い中性からアルカリ性土壌を好むので、砕石や砂利のような礫が多い土壌のほうが蒸れにくく生育が良いです。鉢植えにしても適しています。

耐寒性は強いですが、冬は葉が少なくなります。

Data

植物名
タイム
学名
Thymus
区分
常緑亜低木
参考サイズ
5~30cm

クリーピングタイムの白花種 T.serpyllum var. albus
ロンギカウリス T.longicaulis

Thymus

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。