ヤマボウシ仲間②

ジョウリョクヤマボウシ ホンコンエンシス

中国南部~インドシナ半島原産、落葉樹のヤマボウシやハナミズキの仲間で、葉や花、実もヤマボウシに似ています。

市場に出まわっている常緑性のヤマボウシは、ヒマラヤと本種、本種の亜種になるガビサンヤマボウシ(メラノトリカ)と「月光」と呼ばれる花付きの良い改良品種の流通が多いです。

照葉樹特有の葉の照りがあるため、和の印象もありますが、葉が密で樹形もまとまり、比較的コンパクトに育つので、狭いスペースや目隠しには向いています。

ヒマラヤ同様、初夏に花が咲き、生食できる実をつけます。

冬期に紅葉し、春先に新芽の入れ替わりで古い葉がかなり落ちるのが気になるくらいで、目立った病虫害もなく、花も実も楽しめる常緑としては優秀です。

Data

植物名
ジョウリョクヤマボウシ ホンコンエンシス
学名
Cornus hongkongensis
区分
常緑小高木
参考サイズ
3~8m

Cornus hongkongensis

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。