芝生がダメなら

ダイコンドラ

芝生の代わりになるものってないですか?とよく聞かれます。
緑の絨毯のような芝生は、庭を持てば憧れます。
芝生を育てるうえで日当たりと水はけの良さは必須ですが、
その条件をクリアするのは住宅地だとなかなか難しいです。
そんな時にこのダイコンドラをお勧めすることが多いです。

直径2~3センチの丸い葉が地下茎で伸び、成長も比較的早いので種からでも育てやすいです。
半日陰はもちろん、比較的水はけが良い土で湿り気を保つと密度は薄くなりますが日陰でも結構いけます。
銀白色のシルバーフォールズは、日当たりの方がよく、日が差さないと無くなってきてしまうので、日当たりが悪いなら緑の基本種がお勧めです。

芝生と違って踏圧には弱いので、動線になる部分には向きませんが、石やレンガなどの舗装材を広めの目地で敷いて、
目地に広がるようにするとナチュラルな小道になります。
発芽の適温とその後の活着を考えると種を播くなら春と秋が向いています。
それ以外の時期なら流通しているポット苗を40~50センチ間隔で植えると半年~1年で覆われてきます。

画像のようにしっかり広がってくると雑草も生え難くなりますが、それまでは雑草はこまめに抜いて、緑の絨毯を目指しましょう。

yukihiro-matsuda

Data

植物名
ダイコンドラ
学名
Dichondra
他の名前・俗称
ディコンドラアオイゴケ
区分
常緑多年草
参考サイズ
0.05~0.1m

12月でもきれいに青々としてます。(東京都23区)
北向きのオリーブの株元。
種から4年ほど経過の状態。かなり日照条件は悪いが緑は保たれている。(東京都23区)
西向きの花壇。(大阪府市内)
銀葉種のシルバーフォールズ
基本種

Dichondra

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。