初夏~秋を彩る

ランタナ

熱帯地域原産で、日本では小笠原諸島などに分布しています。鮮やかな色の花は開花期間が長く、鉢花やポット苗としてもよく流通しています。

常緑性の低木で、初夏から秋にかけて赤、黄、ピンク、白などの花を長期間つけます。日本には江戸時代に渡来し、花色が黄や橙色から赤に変わる品種(L.camara)がシチヘンゲと呼ばれ、現在はその園芸品種なども含めてランタナと呼ばれています。

やせ地でも育ち乾燥にも強いため、熱帯地方では畑地を荒らす雑草とされています。やや寒さに弱く、寒さが厳しくなると落葉したり枝先が枯れ込むので、暖地でも軒下や霜が降りにくいところのほうが傷みにくいです。

花色が暖色系で明るいため、トロピカルな演出もできます。生育は旺盛なので、サイズを維持するには年に1~2回は剪定が必要です。

Data

植物名
ランタナ
学名
Lantana camara(L.hybrida)
区分
常緑低木
参考サイズ
1~1.5m

Lantana camara(L.hybrida)

Last Modified at / Published at

植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。