安定の日陰グリーン
ベニシダ
日の届きにくい環境の植栽で重宝するシダ植物。
その中でもベニシダは希少な常緑性で、四季を通して緑のボリュームを作ってくれる優等生です。
関東以西の平野部や低い山地に自生する常緑のシダ。
シダらしいシダといったいでたちで、ボリューム感もあります。
東京近郊の気候環境においては自生地と近いということもあり安定感は抜群です。
以前、東京都中西部の家屋の北側で壁に囲われた坪庭のような場所で、ベニシダの他リョウメンシダ、オシダ、ジュウモンジシダ、ディクソニア・アンタルクティカ等数種のシダを植えたところ、早春の時期に一番きれいな状態で葉をキープしてくれていました。
植栽の裏手になるような場所に用いると嫌味なく雰囲気を演出してくれます。特に中高木の足元などで落葉低木と併せて使用すると、日陰に耐えつつ冬の時期でも緑を保ってくれるので重宝します。
野趣のある日陰の風景づくりの他、オーストラリア原産の木性シダのディクソニア・アンタルクティカの葉と比べると良く似ていて、熱帯系の雰囲気にも馴染みます。
ベニシダの名前の由来は新芽・若葉が赤色であることに由来します。
Data
- 植物名
- ベニシダ
- 学名
- Dryopteris erythrosora
- 他の名前・俗称
- ジャパニーズ シールド ファーン、紅星草、
- 区分
- 多年草
- 参考サイズ
- 0.3~0.8m