オリーブ風なグミ

ロシアンオリーブ

呼び名にはオリーブとありますが、グミの仲間の落葉樹です。ロシア原産ではありません。葉や樹形などの雰囲気はオリーブに似ており、寒さに強く、葉は落ちますが寒冷地でも戸外で越冬します。

分類上では落葉小高木ですが、一般的には半常緑扱いで、気温が下がらなければ葉が残ります。シルバーの葉は植栽帯ではひときわ目立ち、涼しげに感じます。

日本には昭和初期頃に移入されました。暑さ寒さ双方に非常に強く、耐乾、耐潮性にも優れています。根に根粒菌が共生するため、やせ地や海岸沿いでも旺盛に生長します。

6月に香りの良いクリーム色の花を咲かせ、その後食用できる赤い実がなります。

生長は非常に早く暴れるので、支柱は欠かせません。庭植えでは年2回くらいの剪定は必要です。

ユーカリと同じように強剪定もでき、枝を全て落とし、幹だけの棒状にしてもすぐにボリュームが出ます。鉢植えのほうが管理はしやすく、主幹を立て、上部をボール状に刈り込むスタンダード仕立てにもできます。鉢植えの場合は川砂などを混ぜ、水はけの良い用土に植えると良いでしょう。

Data

植物名
ロシアンオリーブ
学名
Elaeagnus angustifolia
他の名前・俗称
ヤナギバグミホソバグミ
区分
落葉小高木
参考サイズ
5~7m

Elaeagnus angustifolia

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。