オリーブ風なグミ
ロシアンオリーブ
呼び名にはオリーブとありますが、グミの仲間の落葉樹です。ロシア原産ではありません。葉や樹形などの雰囲気はオリーブに似ており、寒さに強く、葉は落ちますが寒冷地でも戸外で越冬します。
分類上では落葉小高木ですが、一般的には半常緑扱いで、気温が下がらなければ葉が残ります。シルバーの葉は植栽帯ではひときわ目立ち、涼しげに感じます。
日本には昭和初期頃に移入されました。暑さ寒さ双方に非常に強く、耐乾、耐潮性にも優れています。根に根粒菌が共生するため、やせ地や海岸沿いでも旺盛に生長します。
6月に香りの良いクリーム色の花を咲かせ、その後食用できる赤い実がなります。
生長は非常に早く暴れるので、支柱は欠かせません。庭植えでは年2回くらいの剪定は必要です。
ユーカリと同じように強剪定もでき、枝を全て落とし、幹だけの棒状にしてもすぐにボリュームが出ます。鉢植えのほうが管理はしやすく、主幹を立て、上部をボール状に刈り込むスタンダード仕立てにもできます。鉢植えの場合は川砂などを混ぜ、水はけの良い用土に植えると良いでしょう。
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Data
- 植物名
- ロシアンオリーブ
- 学名
- Elaeagnus angustifolia
- 他の名前・俗称
- ヤナギバグミ、ホソバグミ
- 区分
- 落葉小高木
- 参考サイズ
- 5~7m