美しきエルダー
西洋ニワトコ
エルダーと呼ばれ、花と実のエルダーフラワー、エルダーベリーそれぞれハーブとして香りを楽しんだり、インフルエンザや風邪などの症状を緩和させる薬効があるとされるメディカルハーブとして昔からヨーロッパなどで生活の中で活用されてきた植物です。
日本では鑑賞性の高い園芸品種で”ブラックタワー”や細葉の”ブラックレース”等銅葉の品種が比較的出回っており、お庭のボリュームを作る骨格に変化を付けたい時など重宝します。
葉の美しさが特筆すべき点であることは間違いないですが、いずれも花も美しく、さわやかな香りが漂います。
メディカルハーブとしての効能は野生種に限られるようですが、涼やかな容姿と梅雨前の時期に咲く花の爽やかな香りは、ヨーロッパの生活の営みを優雅に想像させてくれます。
10m程の高さになると紹介されているケースもありますが、庭木としては低木として扱うケースが多いです。
成長力も強めでよく芽吹きますが、剪定で管理れば高さ2~3m程で無理なく管理できるイメージですが、横へのボリュームも出てくるので、その分のスペースを考慮できるとよさそうです。
陽当たりも良いところから、一部陰りがちな半日陰のようなところまで元気でに育ってくれます。
ただ、根が弱く移植などの際は注意が必要です。特に落葉期以外の移植は避けた方が無難です。
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Data
- 植物名
- 西洋ニワトコ
- 学名
- Sambucus nigra
- 他の名前・俗称
- エルダー
- 区分
- 落葉低木
- 参考サイズ
- 1.5~3m