品種豊富な落葉広葉樹

セイヨウブナ

ドングリでお馴染みのブナ科ブナ属の植物です。別名ヨーロッパブナと呼ばれ、ヨーロッパではほぼ全域に分布しており、葉色や樹形の美しい園芸品種もたくさんあります。

木材のビーチ(beech)として知られる有用な落葉広葉樹です。品種も多く、紫葉のプルプレア系や黄葉のオーレア系、枝垂れ種のペンデュラ系、葉張りが出にくいファスティギアータ系などがあります。

基本種も新緑時は明るい黄緑色になり、落葉しても葉が枝に残り赤褐色で美しいため、ヨーロッパでは生け垣樹として、公園や住宅などに多く利用されています。

耐陰性もあるため水はけの良い土壌であれば、半日陰でも生育します。春に目立たない花が咲き、その後に実るかたい実は、皮をとり加熱すれば食用になります。

目立った病虫害もなく丈夫ですが、生育は遅いです。

Data

植物名
セイヨウブナ
学名
Fagus sylvatica
他の名前・俗称
ヨーロッパブナ
区分
5~20m
参考サイズ
落葉広葉樹

ダーウィックゴールド F.sylvatica 'Dawyck gold'

Fagus sylvatica

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。