放任しても元気です

ゼフィランサス カンディダ

暑さ寒さに強く、育てやすい常緑多年草の小球根です。ゼフィランサスには近縁種のハブランサスも含め、乾燥が続いた後にまとまった雨が降ると一斉に花が咲き出すことから、「レインリリー」という素敵な呼び名もあります。

1822年にペルーで発見され、日本には明治初期に渡来し、タマスダレと呼ばれ古くから親しまれています。小葱のような葉を持つ球根植物で、夏から秋にかけて上向きの白い花を咲かせます。

非常に丈夫で、耐暑性、耐乾性があり、軒下や礫の多い土壌などでも容易に生育します。分球して年々下部が大きくなりますが、はびこらないため手がかかりません。

鉢植えで株が増えすぎると花が少なくなるので、春に株分けすると良いでしょう。舗装の間やわずかな隙間に仕込んでおいてもおもしろいです。

耐寒性もあり、暖地では葉を残し越冬するので、グランドカバーとしても活用できます。全草に毒性があります。

Data

植物名
ゼフィランサス カンディダ
学名
Zephyranthes candida
他の名前・俗称
タマスダレレインリリー
区分
常緑多年草
参考サイズ
10~30cm

シトリナ Z.citrina

Zephyranthes candida

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。