印象よりも強健です

ピスタチア

実を食べるピスタチオとは別種の、ウルシ科ピスタチオ属の常緑低木。幹を傷つけると白い樹液が流れ、固まった樹脂状のものは香りがあり、古代には歯磨き用のガムとして利用されていたそうです。

葉が密にならず、柔らかい印象ですが性質は強健で、乾燥や潮風にも強く、目立った病虫害もありません。耐陰性もあるので、植栽帯の骨格として使う他、単体でも映え、用途は幅広いです。

雌雄異株でどちらも初夏に花が咲きますが、雌木にはその後に赤い実がつきます。

水はけの良い土壌を好み、寒冷地では越冬できませんが、暖地では冬期に銅葉に紅葉します。

伸びてきた枝を整えていき大きくしたり、主幹を立てて上部をボール状に刈り込むトピアリー仕立てにすることもできます。

Data

植物名
ピスタチア
学名
Pistacia lentiscus
区分
常緑低木
参考サイズ
1~3m

Pistacia lentiscus

Last Modified at / Published at

植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。