次世代のエバーグリーン。
ペッパーツリー
近年海外から輸入され流通も増えてきている木の中でも、常緑で柔らかい印象を持つ特に注目株の一つです。
ペルーのアンデス地方原産のウルシ科サンショウモドキ属で、南米では街路樹や庭木にも使われています。雌雄異株なので雌木には実がなり、香辛料のピンクペッパーとして流通しています。普段使っているブラックペッパーやホワイトペッパーのあのコショウは、コショウ科コショウ属の蔓性のもので、全く別の種類です。
水はけの良い土壌を好み、丈夫で成長がとても速く、活着すればあまり水やりはいりません。
植えてからの経過をまだ3年くらいしか観察していないのですが、虫や病気など今のところは全くないです。ただ、アカシアのように、上部の成長が早いわりに根の張りが少ないので、風の強いところなら支柱は欠かせません。
葉や茎にとてもさわやかな香りがあり、室内に剪定枝を置いておくと香りが部屋に漂います。
流通しているものが雌雄どちらかわからないので、実がつくかどうかもこれから観察していきたいです。
3~4mの棒状で輸入されたものが、圃場で養生されてから出荷されているので、下枝がない状態のスタンダード型になっています。初期から上部にボリュームが必要な場所には最適です。
常緑で柔らかい印象を持つので、人気が出そうです。
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Data
- 植物名
- ペッパーツリー
- 学名
- Schinus molle
- 他の名前・俗称
- ペルーコショウ、コショウボク、ペルビアンペッパー
- 区分
- 常緑
- 参考サイズ
- 5m~10m