光にかざして

ワイルドオーツ

ベル状に垂れ下がる花穂が秋まで楽しめるグラス系宿根草。

揺れると音が鳴りそうなベル状の花穂。
ホップを平らにつぶしたような形のペールグリーンの花穂が、太陽の光に当たると透けて、きれいです。

同じイネ科でよく似た穂を付け日本では雑草として扱われている小判草は一年草ですが、こちらは宿根草です。

半日陰でも大丈夫ですが、日当たりが良い方がしっかり自立します。
年々株は大きくなりますがまとまっているので、グラス系の中では扱いやすく、低木や他の宿根草との組み合わせも◎。

秋になると茶色く花穂からドライフラワーになるので、そのまま放置しても情緒があって秋冬の庭に彩りを添えます。

Data

植物名
ワイルドオーツ
学名
Chasmanthium latifolium
他の名前・俗称
セイヨウコバンソウチャスマンティウム・ラティフォリウムリバーオーツ
区分
落葉多年草
参考サイズ
0.5〜1.5m

花が上がってきている(東京都23区 5月下旬)
フィソカルパス・ディアブロの銅葉と(東京都23区 6月下旬)
完全に茶色くなっても、自立している。(東京都23区 12月中旬)

Chasmanthium latifolium

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。