植物の力を借りて ナチュラル虫よけ対策
毎年、初夏になると気になる虫よけ対策問題。秋まで続く長き問題です。
とくにお庭やベランダで植物をたくさん育てていたりすると、蚊に遭遇する機会も増えますし、蚊取り線香や虫よけスプレーが必須だったりします。
個人的にも非常に蚊に刺されやすいので、虫よけアイテムは欠かせません。
しかし毎日毎日スプレーしたり強めの蚊取り線香のにおいを嗅いでいると、やっぱりちょっとキツイなと思うことが、年齢を重ねるごとにだんだんと増えてきました。せめて自宅にいる時くらいは、効果のためににおいを我慢するのではなく、香りの良い自然由来のもので安らぎたい・・・
そう思って、昨年から自宅のベランダ出入口付近では、虫よけハーブとしてお馴染みのローズゼラニウムとローズマリーを育てています。
置いておくだけでも少しは効果があるのではと思いますが、ブロカントのガーデンスタッフから、植物を蒸留して虫よけスプレーを作ってみては、と助言をもらいました。なるほど・・・!
ということで、虫よけ効果のある植物として今回ガーデンスタッフが用意してくれたのが、レモンユーカリ、ローズゼラニウム、ローズマリー、レモングラスの4つ。
レモンユーカリは "レモンよりレモンの香り" と言っても過言ではないくらい、葉に触ると広がる良い香り。レモングラスも、葉をちぎると同じようなレモン系のスッキリとした香りがします。
ローズゼラニウムの、ほどよい甘さがあるのに爽やかな感じと、ローズマリーの、ちょっと個性がありながらもキリッとしたハーブらしい香り。これらをすべて、芳香蒸留水が作れる「ハーブウォーターメーカー」に入れて蒸留してみます。
それぞれの割合は、やってみないと分からないので適当です。レモンの香りは2種類入れるので、それに対してローズゼラニウムを少し多めにして、ローズマリーは強く出すぎないように少なめにしようかな・・・といった感じで、だいたいで。
一度やってみて、香りのバランスを変えたければ次回分量を変えてみる、そんな実験的な感じも楽しいかなと思います。
何も考えずに葉をちぎりながら投入する作業も、植物の香りで癒される時間です。良い香りに包まれて気分も上々。
葉を入れ終わったらフラスコの受け皿をセットして、お湯を投入。フラスコを置いて、氷とキャンドルをセットして、あとは待つだけです。
ハーブウォーターメーカーの詳しい使い方は、以下の記事でも動画付きでご紹介していますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
待つこと2時間程度
フラスコには芳香蒸留水が出来あがりました。
適当配合の結果は、やはりレモン系2種が香りを引っ張ってくれていて、その中にローズゼラニウムの甘さが穏やかに香っています。よーく嗅ぐと、ローズマリーもいるかな?くらいのバランスになりました。個人的には、思ったよりも良い出来でした。次はローズマリーをもう少し増やしてみようと思います。
スプレーボトルに入れ替えて、虫よけにお部屋や窓際にシュシュッとすると、良い香りに癒されます。1回で作れる量は少量ですが、自分好みの香りを探りながら虫よけもできるのならば、一石二鳥かなとも思います。
今回使用したレモンユーカリは、オンラインストアでもお取り扱いしています。お好みでローズゼラニウムとローズマリーも一緒にご購入可能ですので、良かったらナチュラル虫よけ対策、お試しになってみてくださいね。